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6月のパリに行ってきました。

宿

6月のパリに行ってきました。
テロもあり、セーヌ川の氾濫などで心配されましたが、
奈良のきたまち大門玉手箱(古本市)がパリで開催される事に
便乗しての参加です。

その古本市の参加以外は、フライトもすべて自由です。
私は3人の友人と組み、パリ入りしました。

そして、住むように暮らす旅。
憧れのアパルトマン住まいを一週間体験です。
そこは、中心から少し離れ、交通の便も治安も良い住宅地でした。
(前後2日はホテルだったので、その違いに新しい旅の楽しみ方発見)

部屋

広いベッドルームが4部屋、バスルーム2部屋、家事室、乾燥機付き洗濯機、
大きなオーブン付きのオープンキッチン、広いリビング。
大人5人と可愛い5歳の女の子が一人の6人がルームメイトです。

暖炉にWベッド、収納スペースがたくさんある私の部屋からは、
向かい側の窓辺や、下のお店の裏側も見えて、
ちょっぴり、ヒッチコック「裏窓」の世界。

 

3度目ですし、せっかくアパルトマン住まいなので、今回は観光地巡りでは無く、
マルシェと蚤の市(ヴロカント)を楽しみたいと思っていました。
そして少し郊外を鉄道に乗って出かけ、好きなところで降りて、
面白いものに出会えるよう、ゆっくり歩く。
贅沢ですね。

食材

フランスの本場バケットは、勿論美味しくて毎日買いにいきます。
そして、マルシェで出会った食材。
アーティチョーク。
チコリ。
まるで細筍のようなサイズのアスパラガス。
茎の赤い、肉厚ほうれん草のような葉はビエトラ?束ねられたフレッシュハーブ。
大きなコブになったフェンネルの茎。
5センチはある大きなマッシュルーム。
その他見たこともないキノコ類‥‥‥チーズもいろいろ。
日本ではなかなか手にすることが出来ない、珍しいフレッシュな野菜を中心に
買い求めました。

また、入れてくれる紙袋がかわいいので、持って帰りましたよ。

まず、生のアーティチョーク初体験。
この花には思い入れがあります。
どんなに大きなアザミの花が咲くのか楽しみで、苗を買って挑戦したけれど、
2回とも成長もしないで消えてしまいました。
食べられると思ったのかしら?やはり。

アーティチョーク2

さて、今回山盛り並べられた中から、欲張って直径18センチぐらいで、
しっかり硬く、ガクが沢山詰まったものをえらびました。
そして、調理法から調べます。
まず半分に切り、中の花びらをくり抜く。
大きなルクルーゼに少量の岩塩とオリーブオイルを入れてゆっくり焼き、
少し水をいれてまた、じっくり蒸し焼きにする。

アーティチョーク

どこを食べるの?どんな味なの?興味深々。ガクを剥いて食べていきました。

これは野菜の蟹!!私たちは、確信しました。
捨てるところが多くて、食べられるところが少ない。
でも、この濃厚な旨みは癖になる。手が止まりません。
それに、どんどん細くなるほど反対に食べられる部分が増えてきます。
茎の近くになると、蟹味噌ならぬ、アーティチョーク茎味噌?になります。
直径5センチぐらいの宝の茎を分け合いながらワインを飲んで、パリを満喫です。
美味しい。

フェンネルの茎も爽やかで、薄く切ってサラダにすると、
甘さと香りが、他の食材を引き立ててくれます。
風の栖の小屋の屋根ファームにも、一株植えてますが、
花も実も楽しみたいので茎は食べられません。
今は、沢山の実を付けてますので、時々口にしてはパリを思い出しています。
多年草なので、増えたら茎を食べてみましょう。
なんて言ったら消えてしまうかもね。

食卓

フランスのマルシェや、大きなスーパーの中にも
Bioと書かれたコーナーを良く目にしました。
オーガニック食材のマークだそうです。
100%の自給率があるので、これからも増えていくのでしょう。
実際、果物も野菜も味は全てしっかりしていました。
ラズベリーも、イチゴも、サクランボも、スグリも。
甘くて酸っぱい。

マルシェ

パン屋

マルシェ籠を持って買い物しているダンディーな方を見つけてパチリ。
素敵なマダムもパチリ。
スーパーも充実しているけれど、曜日を変えて何処かでマルシェは開催されています。
生産者の見える買い物はやはり安心で、おしゃべりが弾んでました。

食いしん坊の私なので、今回は野菜の報告で終わってしまいそう。
また、郊外一人旅や、蚤の市の報告もしますね。

 

追伸 本当に素晴らしいメンバーでした。素敵な企画をたててくれた仲間に感謝です。

(ムラカミ)