風のたより
[ スタイル ]
2017.08.20

風のクローゼット vol.16


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新人スタッフもっちゃんこと坂元が
お店のこと、商品のこと、日々のこと、気になることを先輩スタッフに
聞いてみよう!そして皆さんに風の栖の魅力をどんどん伝えていこうという企画。
「それ、気になっていたの」という方の参考になれれば嬉しいですし、
これを読んで風の栖に行ってみたいなと少しでも思ってもらえれば幸いです。

 

『 見えてきた! 風の栖のお洋服誕生ヒストリー』〈後編〉

 

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前編では、襟付きボートネックブラウスの遍歴から、
風の栖のお洋服作りに対する熱い想いで、盛り上がりました。
後編もお洋服の話から、これからの地球を守る話まで?!笑
引き続き、私たちの想いをたっぷりとお届けしようと思います。
 

改めて、メンバー紹介です。
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それでは後編スタート!
 
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風の栖で一番最初に生まれたという、
襟付きボートネックブラウスが完成するまでに、
たくさんの試作を作られたんですよね?

それは、何度も何度も作りました!

もっちゃんが今着ているブラウスも実はパターン違いですよね。
そして、私とみささん(宮川)が着ているのが完成品なんです。
見比べてみると、ギャザーの量が違うし、袖口の幅も違いますね。
やっぱり完成品の、ギャザー幅と袖口幅が細い方が可愛い!

 
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もっちゃんが着ている袖口幅が太い方は、
私が一番はじめに作ったものかな。

本当だ!こんなに違うんですね。

襟元のあき具合や襟幅も何回も試作したのよね。

襟元は鎖骨が程よく綺麗に見える
デザインになっていますよね。開きすぎてないのが嬉しいです!

 
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そうそう、二年前までは風の栖でNAOTの靴を売っていて、
接客の時にしゃがんだ際、胸元が見えたら嫌だなと思っていたの。
そこで、何度もやり直して鎖骨を美しく見せながらも
胸元が見えない絶妙な開き具合に仕上げました。
横からも下着の紐が見えないように気を配っています。

 
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丈の長さも短いものや長いものを色々作ってみて、
どれが一番可愛いのか考えたよね。
短く切りすぎたと思った物が、
着てみると意外にしっくりきたりして
そのままデザインになったものもあったよね。

そういう意外なハプニングからも
新しいお洋服ができたりするんですよ。
偶然から生まれるデザインって面白いよね!
例えば、ブラウスを作るために生地にパターンを取りながら、
残った布の長さでは一着のお洋服を作るのには足りないかな…
と思うと、急遽ブラウスの丈をチュニック丈に長くしたりね。

そうすることで、生地を無駄なく使えますもんね。

 
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風の栖では、すごく小さなハギレも捨てないよね。
どうやったら使えるかな?なんて考えたりして。

そういう意識って、生きる根本だと思うんですよね。
ものを無駄にせず、再生できるものは再生する。
昔から、与えられたものは使い切る。ということを
日本人は続けてきました。その考え方が染み付いているんです。
それをこれからの人にもちゃんと伝えていかないと、資源も少なくなると思うんですよ。

 
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前編でもお話した、お洋服を作る時に
色々な着こなしが出来たり、年中着られるように考えることも、
もしかしたら、モノってそんなに多く持たなくて
良いのかもしれない。ということに通じているのよね。
たくさん買って捨てるのではなく、
それを利用できる方法を考えないと。
これからの地球を守って、自分の子供や孫に伝えていけるものって
そういうものなんじゃないかなって。
だから大切に作っていきたいし、お客様にも長く着てもらいたい。
そして、もちろんお洋服を楽しんでもらいたい。
この考えが、風の栖のデザインの根本かな。

それに通じる話だけど、私たちが作るお洋服は、
特別な日に着る服じゃなくて、
日常に着てもらいたい実用的なお洋服だよね。
そうそう。
日常でも着られて、着方によっては結婚式にまで行けますよ。
そういう万能さって大事だし、
デザインするときにすごく考えます。

 
kaze
 

生地に出会うとパッと瞬間的にデザインが浮かぶんですよ。
自分でも才能だと言ってるんだけど。笑
昔からそんなふうにお洋服をイメージして
集めてきた秘蔵の生地がたくさんあります。

その生地たちが、ようやくオリジナルのお洋服になって
お客様に届けられるようになったよね。
でも生地量が少なくて、数着限定になってしまうことも多いよね。笑
今まで作った中で、特に可愛いなあって思ったものがあって…
白いブラウスなのに、ボタンホールだけ紺っていう。
あったあった! 可愛かったね。
それも量産ができない幻のブラウスだった。

でも、それが楽しいんですよ。
量産ができないから、人と被ることもほとんどないしね。

 
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風の栖での服作りは、スタッフみんなでお洋服を作り上げていくという感じですよね。
ああでもない、こうでもないってみんなの意見がぽんぽん出てくる。

いろんな身長のスタッフがいるので、
みんなで試着しあって、
私の身長ではもう少し短い丈のほうがいいとかね。

もっと細く、もっと脚が長く見えるように!とかもね。笑

 
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実は襟ブラウスの丈は、脚長効果もあるのよ。
ボトムに細めのパンツ、ワイドパンツ、スカート等…
何を履いても美しく見えるように、丈を計算して作っています。

本当に、どんなボトムにも合いますよね!
私は今まで、上下の服を両方ともゆったりサイズにすると、
少しぼやっとするイメージがあったので、
襟ブラウスの丈が絶妙で感動しました!
お客様もそれぞれ、自分に合った着こなしをしてくれているのが嬉しいよね。ワンピースの上から羽織にしてくれていたり、サロペットの下に重ね着してくれたり。
素敵ですよね。
あと、裾をボトムにインすることもできますよ。
そうそう、それは大事ですよね。
インしても膨らみすぎないのが嬉しい。
そうなの、ゆったりと幅はあるけど、
丈が長すぎないからもこもこしなくて、インしても程よいシルエットになります。
これはたまたま偶然なんだけどね。
あはは!そうなんですね。

若い方はインして着るんだ!…って
実は想定外で。笑

 
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最後に質問なのですが、生地の種類が豊富なので、
お客様はどの生地のブラウスを初めの一着にするか、悩まれる人も多いと思うんです。
もしも、一着目に購入するとしたらおすすめの生地とかってありますか?

うーん…その時その時で生地も変わるからね〜
白ひとつとっても色々な白があるし。季節によって生地感も違うし。
しかも幻の生地もありますしね。
数着しか作れないモノもあったり。
そしたらやっぱり、その時の出会いを大切に
選んでもらえたら…ということですよね。

そうですね、出会いを楽しんでもらえたら嬉しいです。
その方が、作る側の私たちも楽しいですしね。
全く同じものをたくさん作るというより、この生地にはこのボタンというように、一着を大切にして作っています。

 
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二人(村上、中村)で生地に埋もれて、
楽しそうにイメージを膨らませているよね。笑

そうやって、数は少ないけれど、楽しく大切に作っているお洋服が、着る人にも伝わって楽しんでもらえたら嬉しいなと、いつも思っています。

 
 
 
最後に襟付きボートネックブラウスで、ハイチーズ!
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さて、いかがだったでしょうか。
前編と後編の二回に渡って、私も初めて知った風の栖のお洋服の歴史から、
スタッフの熱〜い想いをお伝えしてきました。
 
私たちは一着一着を大切に楽しくお洋服作りをしています。
その気持ちが着てくださるみなさんに伝染したら嬉しいです。
 
さて、次にもっちゃんが探るのは襟付きボートネックブラウスに続いて
定番化した、みんな大好きひざっこパンツ!
特徴的な形をしていて気になっていてくれた方も多いはず?!
 
次回は9月中アップ予定です。ぜひお楽しみに!
 


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