風の便り
2018.04.27 日々

祈りの音

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少し前に風の栖の庭小屋で行われた
いいだむつみさんによるフランスシターの演奏会
 
あの日、庭小屋の時間だけが
ゆっくりと流れていた気がします
 
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フランスシターは、中世の教会で
修道女たちによって生まれた“祈り”の楽器
 
演奏日の朝、むつみさんに写真撮影をお願いすると、
写真のために、一音一音大切に弾いてくださいました。
思わず撮影を忘れて聴いてしまいます…
そして、楽譜の表紙は
お客様に少しでも楽しんでいただけたらと
春をイメージして、ピンク色を選ばれたとのこと
 
素敵な音色と、むつみさんのチャーミングなお人柄に
いつも心が惹きつけられます
 
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夕暮れ時、それまで晴れていた空が一転し、
しとしとしと…と雨の音が響く中
演奏会がはじまりました
 
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そこにいたそれぞれが、
伝統的な“祈り”の曲を聴きながら、
大切な人のことを想って祈ったり、
懐かしい景色を思い出したり、
自分自身を見つめてみたり、と…
思い思いの時間を過ごすことができ、
この雨は、演奏会のために降ってくれたのかな?
と感じるほど、雨音とフランスシターの音色はうまく混じり合い、
より一層、心に染み渡りました
 
むつみさんの奏でる、フランスシターの音色は
身体の奥の奥の方まで届き、
すっと心と身体が軽くなっていくのがわかります
 
その夜は、演奏会を聴いたスタッフみんなが
口を揃えて「ゆっくりと深く眠れた」とのこと。
 
「たまには、こんな時間が必要だよ」
身体の奥の方からそんな声が聞こえてきます
 
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(ナガタ)


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