風の便り
2018.06.29 日々

夏の手前の夕涼み

セミが鳴き始めました。
雨が降る時はドワっと。
梅雨のさなか、晴れる時はギラっと暑く。
気温に振り回されつつ、毎日を過ごしています。
みなさま、体調崩されておりませんか。

そんな中感じられる、身近な涼しさ。

雨が上がると活き活きする緑たち。
雫のついた葉っぱに嬉しそうなお花。

雨の後のジットリも、道べりや空を見上げると悪くない。

晴れた日の夜は、夕涼みという手も。
東大寺の大仏殿の裏手、二月堂に続く道。

だぁれもいない。

かえるの鳴き声を背景に、足音しか聞こえない夜の石畳を進んで、
水辺を目指します。
静かな道は、それだけでなんだか涼しい。

ここだな、という場所で静かに待ってみる。
ふっと目の端にかすかな光。
ふーふー と、息をするくらいのペースで、緑がかった光がポツポツともる。
音を立てるのが申し訳ないくらいかすかな光。

6月も末になってしまった。
見れないかもしれないと思ったけれど、
静かに、でも、目ではじっと追っかけて。
光と一緒に深呼吸してみた。

ある夏の手前の日。

<ナカムラ>


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