風の便り/ストーリー

風の便り
[ ストーリー ]
2017.12.28

好きって大事


IMG_0064

今年もあと数日。
毎年のことながら、年が明けるという実感がほとんどないままこの時期を迎えているなぁ。

 
風の栖でオリジナル服をメインに作り始めて2年半。
試行錯誤でここまできた。
メンバーにも恵まれて、日々ワイワイしながら服ができあがっている。
これからも、シンプルだけどどこか遊び心のある服、特別な日じゃなくて普段の服を求めていきたい。

服だけではなく、
今年もステキな作家さんや作品との出会いがあった。
そのステキさをお客さまにご案内できる喜び。
お客さまに喜んでもらえて、私たちも嬉しい。
その様子を戻って作家さんに伝えられる喜び。

この喜びの循環があるから続けていける。
あらためて、この循環を作り出してくれている、
今ここにいてくれているメンバーには感謝したい。
このメンバーだから、安心してお客さまにもステキなものをお届けできる。

 

ちなみに、今のメンバー。。
食べることが大好きなメンバーが集まっていて、
それが高じて、今年はオリジナルの「風のおべんと」も出せたし、
「スパイシージンジャーシロップ」も作れた。
好き、って大事だなぁ。

写真は、その食に目がないメンバーたちで
無農薬のお野菜を畑まで求めに行ったときのもの。
しっかり自分の力で育った野菜は味が濃くて美味しい。

IMG_0081

IMG_0135

IMG_0084

IMG_0131

IMG_0129

IMG_0139

 

さぁ、来年も美味しいものを求めて!
いっぱい食べて、お洋服もいっぱいがんばりますよー。

みなさまもよいお年をお迎えください!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

staff02_miyagawa

(ミヤガワ ミ)


[ ストーリー ]
2017.12.17

目が喜ぶもの


風の栖の庭小屋で見られる
虹色の光の粒 …

IMG_7079
IMG_7080
 

奈良の冬の散歩で出会う景色たち

 
IMG_7083
 

風の栖の店内で目にする植物
今はパッと目が覚めるような
山帰来の実が素敵

 
IMG_7084
 

夜の猿沢池
空気も澄んで
ボー…ッと眺めているとその景色も
ぼんやりと滲んで…

 
IMG_7086
 

そして最後はやっぱりこの子♪

IMG_7087
 
風の栖の看板猫ひなた
こんな目で見つめられたら…ねぇ 笑
 

目が喜ぶもの、
周りを見渡せば日常にたくさん転がっている
そんな何気ない暮らしの一コマを
自然と見逃さないでいられるようなゆとりが持てたら
 
いいなあ

 
staff22_iwasaki
(イワサキ)


[ ストーリー ]
2017.08.16

敗戦の日 8月15日


OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 
今、この文書を読む人の中に、戦争を体験した何人がいるだろうか?
全くいないとも言える。

 
私も戦後生まれであり、友人も、子どもの頃に満州からの引き揚げの記憶が
かすかに残っているだけと聞いている。

 
この70年がとても短く感じるのは、目まぐるしいほどの経済成長の流れに乗って、
過去を振り返る余裕さえなくしていたのかもしれない。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 
94歳になる私の父は、学徒出陣で徴集され、
空軍の暗号解読に従事していたと聞いています。
終戦が伸びていたら、特攻隊に入る運命でした。

 
そんな父のお尻には、5センチぐらいの銃弾を取り出した跡が残ってました。
消毒液も、痛み止めも無いので、火で焼いたナイフのみで取り出したそうです。
木を口に噛み締め、歯を食いしばって、「痛いか?」って聞かれたら「痛くありません!」と
大声で言いながら耐えた。なんて笑いながら話してくれました。
配給のタバコと交換したお饅頭の美味しかった話など、
面白おかしい話だけは幼かった私達に時々聞かせてくれました。

 
戦争の生々しい話は一度だけ話してくれました、
それは、基地を爆撃された時、
B29の戦闘機を操縦していたのは女性だったこと。
爆音と共に吹き飛ばされ、後ろを振り向いたら
一緒に逃げていた仲間達の姿がなかったこと。
その時、日本が負けると確信したと言っていた。

111

 
沢山の悲惨な体験をしてきたのでしょうが、
それ以上聞くことはできません。「もう話したくない。」と言って。
言葉に出せない程、苦しい体験だったのだといつ頃からか感じていました。

 
でも、母は忘れてはいけないからと、子供の頃から私たちに何度も、
戦争当時の話をしてくれていました。
大切な人を送る側の女性の視点で。
女学校時代の勤労奉仕。気丈な母は、体調崩した妹を、
交渉して背負って連れて帰ったといっていた。
でも、仲のよかった従姉妹は勤労奉仕をしていて体調崩しても帰ることができず、
戻された時には死を待つ状態だったと聞いてます。
叔母さんがいつまでも死んだ娘を離さず泣いていたことも忘れられないと。

 
大好きな兄の戦死。その時祖母は、戦死公報を受け取っても、
涙も見せず、毅然としていたそうです。
でも、自分の死の床で最後に叫んだのは戦死した息子の名前だったと聞いてます。
迎えに来てくれたのでしょうね。
待つ人たちの嘆き。

 
母が東京の下町で小学校の先生をしていた時代。
正しいと思って教えていたことが、
否定され、教科書を真っ黒に墨で塗りつぶした日。
理不尽と思いつつも、洗脳され受け入れていた悔しさ。

 
知らないままではいけない。
危険だ、恐怖だ、だから闘うなんて、言われるままでもいけない。
これだけ情報があるなら、回避できる方法も考えられるはず。
国を動かす人を選んでいるのも私達。

 
身内を誰が戦争に送りたいでしょうか?
NO と言いたい。

 
母から、受け継いだ、大きな想いです。
IMG_0524_1

 
世界では現実として今も戦争がある。
いつでも、犠牲になるのは、一般市民達。

 
これから世界が、どこへ向かうのかせめてこの敗戦の日にでも考えてなければ。
今日の笑顔が、これからも続くように、戦争の悲惨な記憶は、風化させてはいけない。
今あるのは、あの戦争で亡くなり、苦しんだ人たちの土台になりたっていることも
忘れてはいけない。

114

 

今日8月15日 奈良は雨。
高円山の大文字焼きを遠くで見ながら亡き人を偲び、送ります。

 
staff03_murakami
(ムラカミ)


[ ストーリー ]
2017.06.16

家と町のはなし


FullSizeRender

今の家に引っ越してきてもうすぐ一年が経つ。

 
家から徒歩5分圏内にポツポツとお店が立ち並ぶ。
大学が近いから安くてボリュームのある食堂が何件もあって、
コロッケの美味しいお肉屋さん、魚屋さん、ラーメン屋さん、
居酒屋さん、ビストロがある。そしていつも賑わっている銭湯。
小学校も近いのでファミリー層も多く平和な町に住んでいる。

 
私にとって人生で初めての一軒家にすんでいて
土壁のちょっぴりぼろい町家。

 
二階の窓をあけると土手の階段が目の前で
いつもそこに猫の家族がくつろいでこっちを見ている。

image1

「やぁ」と声をかけても返事はしないし、近づいたら逃げてしまう。

 
春、家の周りの桜たちはたくさん花を咲かせた。
でも、それより先に家の真ん前の大きな大きな木が花を咲かせていた。
桃かな?梅かな?分からなかった。

 
特に気にせず日々を過ごして桜も散ってしばらくして大きな木には実がついていた。
緑の丸い実 あーなんだろう。

 
またそれから時間がすぎて5月の半ば
家を出てこつっ、何かを蹴った。
ぷちっ、何かをふんだ。
甘い甘い匂いが広がる。

image2

足元をみると、オレンジ色の実が一面に広がっていた。
綺麗な実をふいて皮をめくって一口噛んでみた
甘酸っぱい。これは梅…?

 
ちょうど隣のおばあさんがでてきて、
これが梅だと教えてくれた。誰も手入れしていない木だから、
緑の時に落ちてきたのを拾って漬けたらいいよと教えてくれた。

 
好きな映画の中に、家の庭の木の梅を家族で収穫していたシーンがあり、
いつかやりたいと思っていたし、これはとても良いことを聞いた。
でも、まだまだ一年またなくてはならない。
一年後忘れていませんように。

 
いろんな発見があって
楽しくてとても居心地の良い住みよい町。

 
住みだしてもう一年
まだまだ一年
予定ではあと一年お世話になる予定。
これからもよろしく、町、家。

 
ひとつだけ言うとしたら、次は部屋が斜めになってないところにすみたい、かな。

(サカモト)


[ ストーリー ]
2017.06.02

ナニキル?イロドル??


イロの組み合わせって無限大。
気分によっても
季節によっても
天気によっても
目的によっても

どんどんドンどん
日毎えらぶイロの組み合わせは広がっていく。

1

ナニキル?
ナニアワス?

2

最小限の無限大。

イロの可能性を考えてみることも
楽しいコーディネイトのひとつかも。

3

<ナカムラ>


[ ストーリー ]
2017.05.04

夏みたいに暑かった日曜日


青い青い空の下で赤い鳥居を前に
力強く太鼓の音が響く京都のイベントに行ってきました
image1
示し合わせたわけではないのに友達全員が青色の服を来て集まったり、
約束してなくてもたくさんの友達に会えたりして
好きなことはみんな一緒だなぁ‥と。

 

ご飯を食べ終わった頃に始まった
太鼓のサンバパレード!
力強い音がお腹の奥まで響いてきて
自然と人も集まりいつのまにか太鼓の後ろは大行列!

image3

どんどこどんどこ

 

みんなが踊りながらついていきます
絞り染めのお洋服をきた子供たちが楽しそうに踊って
大人たちは少し照れつつお酒の力をかりながらも楽しそうに踊ります

image4

音楽が初めてあったばかりの人たちを
ぐるっとひとつにしました。

 

どんどこどんどこ
ぴーぴー

 

笛の音も入ってどんどん音楽が体にいきわたっていき体が自然と動く
あらためて体で感じる音楽のパワー

 

終わった頃にはみんなが笑顔で汗をふいていました。
暑い日差しの下にふわっと優しい風が吹いて
ああ、夏が始まるんだなぁ。
暑いけど楽しい夏

 

次はどんな音楽を感じに行きましょうか。

 

(サカモト)


[ ストーリー ]
2017.01.12

明けましておめでとうございます。


ひなた様 のコピー
明けましておめでとうございます。
2017年を迎えました。

猫のヒナタ共々元気に迎えることができました。

お正月休みで、お客さまやスタッフが居ないと寂しいのか,
ますます甘えん坊になって、膝っこ、膝っこと狙ってきます。
こんな時は、しっかり甘えさせて、私もゆっくりヒナタとの時間を楽しみます。

ところで、ヒナタからも、ご挨拶させてくださいとのことです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いつも、可愛がっていただきまして、ありがとうございます。
僕も今年で8歳になります。少しずつではありますが、
風の栖の店長の自覚も身についてきました。
今年も、みなさまのお越しを心からお待ちしています。
お店に来られた時は、是非、ヒナターとお呼びください。
目を開けて、ミァーと返事いたします。
ただ、気まぐれな性格で、日向ぼっこと、寝る事も大事な仕事ですので、
失礼する事が多いと思います。
その時はお許しください。
今年も僕に、みなさまの笑い声を沢山お聞かせください。 ヒナタ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
あら、もう寝てます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

リッラクスしている姿を見ているだけで、今年もゆっくり、始まっていきそうです。
さぁー私も沢山笑える事見つけよう。2017年も一回しか無いですものね。
(ムラカミ)


[ ストーリー ]
2017.01.05

大晦日・心の煤払い


img_1370
ここ何年か、
晦日か大晦日の日が暮れ始める少し前、
ふらりと散歩に出ることが恒例になっています。
年の瀬の習慣…というわけではなくて、
遅い年賀状を投函しに行くのですが、
年末のちょっとした時間、
今年は新しい年に向けての
心の煤払いになったような気がしています。

慌しい日常から少し距離を置いて、
何に急かされることなく、
風のない穏やかな空の下を、ぼっちら、ぼっちら。
道端に、意外にも緑が多いことや、
中には小さな花をつけているのに気づいたり。
季節の移ろいを感じること。
一日毎、無事に過ごせたこと。
好きな場所で、好きな人と会えること。
喜びを分かち合えること。
そんなこんなを、想うともなく思い、
一年の無事に感謝しながら深呼吸したら、
心にもすっきり青空が広がったようでした。

そして、穏やかに始まった新年、
また、どんなうれしい出会いがあるでしょうか。
たくさんの笑顔と幸せが、みなさまに、私たちに、
いっぱいいっぱい訪れてくれますように。

今年も、この大好きな場所で、
皆さまのお越しを楽しみにお待ちしています!
(タニグチ)


[ ストーリー ]
2016.10.06

自分の感受性ぐらい


%e5%86%99%e7%9c%9f

自分の感受性くらい自分で守ればか者よ

ある作家さんの工房の壁に貼られていた詩の一編。

こんなに素晴らしい物を制作して、いつも明るい彼の、自分と向き合っている深い精神に触れた気がしました。

身の引き締まる思いがして、体の奥底のもう一人の私に、ばか者よ!!って言われた気がした。

%e5%86%99%e7%9c%9f-3

しなやかに生きることは、決して流されるのではなく、 とても強く、厳しいこと。

isidatami

誰のせいでもない、今ある私。
選んだのは、私。
謙虚さと、感謝を忘れない為にもノートに書きうつす。

%e5%86%99%e7%9c%9f-4

(ムラカミ)


[ ストーリー ]
2016.06.24

わたしたちのものづくり


IMG_3618

型紙をひき、布を裁ち、ミシンを踏む。

この服がいずれお嫁入りする時がくるんだ・・・
と思うと作業する手に思いが込もり、丁寧になります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

お店に立つ時間の合間をぬって、
毎日少しづつ手を進め
出来上がったお洋服がお店に並ぶだけで喜びはひとしお◎

 

手塩にかけたお洋服がお客様の手に旅立つ事を、わたしたちは
‘お嫁入り’
と言っています。

‘お嫁入り’の瞬間は、とても嬉しく、少し寂しい。。。

世のお父さんたちは、大事に大事に育てた娘が
旅立つとき、こんな気持ちになるのかな。

securedownload

その生地の個性に合うような釦を一つ一つ選んで、
ときには、看板猫の ひなた も
服作りをお手伝い?してくれたりして。

 

風の栖では、そうしてオリジナルのお洋服をつくっています。

(ナカムラ)


カテゴリー

アーカイブ