日々のたね

日々のたね

冬の味噌作り 一年後を楽しみに 

2017.02.10
(その他)

去年の冬に、お店のスタッフみんなで味噌作りをしました。
スタッフの一人に毎年お味噌を作っている子がいて、
先生になってもらいました。
1ヶ月くらいでできる白味噌を作ったのですが、
出来上がったお味噌がもう、おいしくて、おいしくて・・!

しっかり深みがあるのに、まろやかで甘くて、
何より優しい味わいが広がって、感激したのです。

手作りで、いや、手作りだから出せる味なのか?
あの味が忘れられなくて、また今年も作ろう!と思っていました。

去年はあっという間に食べ終わってしまったので、
今年は量をグッと増やすことに。
その量、一年分!

作り方は一人ではできる気配が全くしないので、
今年は母に一緒に作ってもらうことにしました。

自分たちで作ると、材料から揃えられるのも魅力。
ここは毎日食べるものだからと奮発して?いいものを調達。
北海道産のオーガニックの大豆、生麹、沖縄は屋我地島のお塩を用意。

そうそう、こんな作り方だった・・
大豆を水につけておいて、茹でたり、つぶしたり・・
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大豆の匂いが部屋中にたちこめます。
(途中立ち寄った妹によると、家の外まで匂いしてたよ!とのこと。
そんなに匂いするのね)

作り始めてしまえば、決して難しくないかもしれないお味噌作り。
なぜなら、一言で言ってしまえば、

「茹でてつぶした大豆を、塩と麹を混ぜたところに混ぜる」

だけなので。

だけど、作る時間を取るために、
よいしょと重い腰をあげる必要があるのかもしれない。
今年はその時間が取れてよかった・・と感じながら、
材料を混ぜていきます。

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お味噌作りは楽しい。
塩と麹を混ぜるときの、サラサラとした手の感触が気持ちがいい。
そして、材料全部を混ぜるときの感触も楽しい。
数日前、息子と雨上がりの公園で泥だんごを作ったけど、まさしくそんな感触。
絶妙な柔らかさ。
それをエイヤッと壷にたたきつけるのも、面白い。

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唯一のもどかしさは、できあがるのが約一年後!ということ。
長い、長過ぎる。。
でも、作った満足感と達成感はすごくあるから、おとなしく待つとするか・・うぅ。

結局大きな壷3個分になったお味噌は、「冷暗所、冷暗所」と探して、
風の栖のお店のとあるところに保管することにしました。
お客様も近くを通ることがある場所なので、
「ん?どこかからお味噌の匂いがする」と思われないかちょっとドキドキ。 

一年後のできあがりが今から楽しみです!

(ミヤガワ ミ)


ガラスの器

2017.02.03
(その他)

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食器の片付けをしていたら、30年ほども前に買っていたガラスの花器が出てきました。
数年前までは出番も多く、サラダや、季節の花をあしらって楽しんでいたのに、奥にしまい込んですっかり忘れていたなんて。

吹きガラス工場に勤めていた職人さんの試作品で、不思議なことにどんな花も、美しく見せてくれる。

深い藍色のガラス。

久しぶりに目にして色々な思いが浮かんできた。

彼は、会社の商品を、丁寧に丁寧に作っていました。
吹きガラスで手づくりなのに、少しでも空気が入ったり、ゆがんだりしたら規格外で捨てられる世界です。

決められた事を守り、自分にも厳しく。

デパートの、装飾売り場にいつも並んでいた彼の商品。
当時の私には、綺麗すぎて心惹かれることがなかった。

手にしたのは、規格外れになった面白い形の物がほとんど。

そんな工場に文系出身の大学を出たばかりの青年が見習いに入ってきました。
彼はとても感性が豊かで、吹きガラスの技術を身に付けるとすぐに独立してガラス作家として旅立って行きました。

ある日職人の彼がポツリと言いました。
感性が……。
色々な思いがあるのでしょう
あまり話をしない彼の一言が、今も忘れられません。

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選択はいくらでも出来る。
生き方も選べる。

定年退職して家族で、九州に戻った彼。
ゆっくり農業を楽しんでいると聞いています。

二人の吹きガラスを並べてみた。
どちらもやっぱり素晴らしい。

でも、冷たいまで透明感のある、凛とした、職人気質のガラスが気になってきたのはなぜでしょうか?

年を重ねたせいかしら? なんてね!
(ムラカミ)


冬の朝散歩

2017.01.26
(その他)

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毎朝、7:30に家の窓から見る空がとてもきれいで
いつも、今からこの空の下、散歩に出かけたらどんなに
気持ちいいだろうと思いながら、朝の支度に追われている。
 
よし、次のお休みの日は早朝散歩に出かけよう!と決めた。
 
早朝散歩決行の日、夜明けと共に起きて
熱々のコーヒーをマイボトルに入れたら さあ、出発!
玄関を開けるとキーンと冷えた空気が気持ちよくて、
なんだか冒険が始まるようなワクワクした気分に。
目覚めたての町は、いつもと違う景色を見せてくれる。
まだ開いていないパン屋さんの後ろを通ると、
パンが発酵しているような甘酸っぱいおいしい匂いがしたり、
春鹿酒造さんからはもくもくと湯気が立ち上がっている。
日本酒を作るお米を蒸しているのかな?

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この日の奈良の朝の最低気温は0度。
町中の桜の木の蕾はまだまだ固〜く、寒さにじっと耐えているみたい。
春は遠いんだなと思いながら奈良公園に向かって
てくてく歩いていると、2、3本の梅の木が赤ちゃんのような
小さな小さな花を咲かせていた。 思わず「わぁ、かわいい!」
こんなに寒くても、ちゃんと春に近づいてる気がして嬉しくなった。
 
そして、花を咲かせた梅の木を見ながら、熱々のコーヒーで一服。
はぁ..寒空の下のコーヒーは沁みる..

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時計をみたら、まだ8時過ぎ。
早起きは三文の徳だ!今日はすでにたくさんの初めての事に出会っていて、
そして今日はまだまだ長いと思うと心が弾む。
よし、どんどん歩いてみよう。
 
奈良公園の真ん中あたりから、春日大社へと続く道があり、
いつもは、お参りに行く人や観光の人達で賑わっているが、今朝は鹿しかいない。
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春日大社に向かってずんずん進んでいっても全く人の気配がしないので、
鹿や野鳥たちがのびのびと自由に動き回っている。
動物の鳴き声や風で樹々がぶつかる音だけが大きく響いていて、
深い森に迷い込んだ気持ちになってきた。
目の前からトラが現れたらどうしよう…余計な妄想が膨らんで
自然と早歩きになっている。
やっと最初の鳥居で久しぶりに人の姿を見た時には心の底からほっとした。
お参りを済ませると、初詣で来た時には混雑で断念していた
念願の今年の干支の一刀彫を手に入れる事ができた。
 
それからはしばらく気ままに歩いていると…さすがは奈良。
知らない内に神社やお寺の敷地に入っていて、気がづけば
参拝所の横からひょっこり出てしまうこともしばしば…
そして、開店前のお店の前には鹿が集まっている。なんでかなと思って見ていると、
お店が開く時に、あちこちのお店で売り物の鹿せんべいをあげている。
朝ごはんをもらいにきてたんだ!

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なんとも奈良らしい光景を見られたところで、
私もそろそろお腹が減ってきたので朝ごはんを食べることにしよう。
「奈良伝統 大和茶がゆ」とかかれた看板に惹かれてお店に入り、
あったか〜い茶がゆを頂くと、冷えた身体がどんどん温まっていき、
ありがたい美味しさ。

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葛餅まで完食し、たっぷり奈良の郷土料理を堪能したら、
時間は10:30
 
お腹も心も満たされたので、そろそろ帰るとしよう。
しっかり準備運動ができて
今日は色々なことが進みそうな予感がしてきた。

 

風の栖では、冬のお散歩にぴったりなアイテムがあつまった
冬のお散歩展も開催中!

(ナガタ)


冬のにおい

2017.01.19
(その他)

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ある結婚式の招待状が届いた。
中にはハーブが入れられていて、あける前からかおりが漂っていた。

好きな冬のにおいがある。

冬の高い空の澄んだにおい
焼芋のにおい
ヒナタのにおい
灯油とマッチのにおい
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店内に広がるロウバイのかおり
お香のかおり
挽いた豆のかおり
帰り道のゆうげのにおい
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目には見えない感覚でも、感情はわいてくる。
どんなかおりが待っていて、どんな2人の式になるのだろう。
招待状をあけるときのウキウキした気持ち。
記憶は五感とつながっている
3月の式にはそんなことも思い出されるのかもしれない。
楽しみに思いを馳せながら、
今日も日常のかおりをかんじてみよう。
(ナカムラ)


見つかるかな?

2016.12.23
(その他)

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お菓子や dans la nature 千葉奈津絵さんの「今年もありがとうセット」を、
今年も無事にお届けすることができました。

2011年から始めたこのセット。
去年の奈津絵さんの育休を除き、今年で5回目になります。

奈津絵さんがひとつひとつ丁寧に作られるお菓子が大好きで、
今までこの焼き菓子でどれほどハッピーな気持ちになったかわかりません。
そんなお菓子を一つのボックスにまとめてお届けできる。
このセットを囲んで年末年始を過ごしていただけたら。。という思いで始まりました。

 

おいしい焼き菓子を食べてハッピーになることとは別に、
このセットを送らせていただく準備をすること自体が、
自分の中で、気持ちのリセットになっています、個人的に。

2011年に始めたこともあって、
今年もいろいろあったけど、
こうして年末を迎えられようとしている。
それだけでありがたいことだ、と。

普段せかせか過ごしている分、年末少し立ち止まる。

あっという間の1年だったし、
何も進んでいないように見える日もあったかもしれない。
でも、普段の生活ができてるだけで前進、前進。
小さな点と点はどこかでつながるのだー。という気持ちで。

 

 

ちなみに、本当に、ちなみに。

気持ちはそんな感じなのですが、
最近の超個人的ニュース。

15年来身につけていた結婚指輪をなくしたこと・・。ひー。

なくした理由は、多分ギョーザ。
珍しく左手で具を混ぜようとして無意識にはずしたっぽい。

え? え? と焦りましたが、
ま、物も行きたいときに行きたい場所に行くのでしょう・・・? チーン。

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そんなこんなで、相変わらずですが、こんな私にも
もうすぐ新しい年はやってきてくれるようです。

少し早めですが、今年も一年、たくさんたくさんありがとうございました。

来年もみなさまとともに素敵な景色が見られますように!

(ミヤガワ)


放射冷却

2016.12.16
(その他)

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一陽来復、三寒四温、春宵一刻…

季節にまつわる四字熟語はたくさんありますが、
これからの時期、私の好きな言葉のひとつは
「放射冷却」。

地表の熱が大気中に放射されることで
グッと気温が下がる現象のことです。

冬の晴れた朝、とっても冷え込んで、
鼻先までキュッと縮こまる、あの寒さ。

青い空と、白い息の、
こんな朝は、心の中に、この四文字が浮かびます。

う〜、寒っ!なんて呟きながら、
苦手なはずの寒さにも
不思議とワクワク。

冬は、晴れて澄んだ空がいちばん好き。

沁みる寒さに身がまえつつも、
めぐる季節の楽しみと、
それから、こわいもの見たさ?!
今年もそろそろ、そんな季節がやって来ますね。
(タニグチ)


世界でひとつしかない、自分だけの○○

2016.12.08
(その他)

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「世界でひとつしかない、自分だけの○○」に、女子って弱いですよね?
はい、弱いんです私。

オリジナルの物が大好き。
人の手で作られた一点しか出来ないものが大好き。
気がつけば身の回りは自分で作ったものや、作家さんのもので溢れています。

先日、風の栖で開催していたイベント「結城琴乃 小さな世界展」では、
結城さん本人による焦がしブローチのワークショップが行われ、
スタッフ達も参加させてもらいました!

物作りが大好きな私の中の血が騒ぎ出します。
ワークショップの何日も前から構想を練り、ばっちりデザインも
決めていたにも関わらず、当日結城さん作成の色んな木型が並べられると
作りたいブローチが多すぎて若干パニックに!?
それでも、ググッとこらえて、予定通り一番シンプルな丸型を選びます。

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か、かわいい…
丸の中でも手作りならではの、大きさや形、木目、色等
微妙に全部違うので、選ぶ時間もすごく楽しいんです!

そして、いざ絵付けスタート!ドキドキ…
筆やスポンジを使ってペンキを塗ったり、
デザインカッターで細かい線を描いたり、
コテで焼き付けて模様を作ったりと、
普段中々使うことのない道具で表現するので、みんな緊張ぎみ。

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完璧なスケッチから始める慎重派や、直接ペンキ塗りから始める大胆派、
マイナスの美学を追求して15分くらいでシンプルな作品を完成させた潔い人。
色んな技法をフルに詰め込んで終了ギリギリまで粘る人。
作品作りに夢中なスタッフ達を観察するのもこれまた楽しい!

みんなそれぞれ楽しみながら、自分らしさをフルに表現した
世界でひとつしかない素敵な焦がしブローチを完成させました。

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そして、私の作品は…かわいいかわいいお花の出来上がりです!

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みんなには、大根の輪切りと言われたけれど…
結城さんには、よく海岸に落ちているタコのまくら(なんだそれ??)
みたいで素敵!と褒められました。笑
見え方も人それぞれ…どうやらお花に見えているのは私だけのようですが
とってもお気に入りの一点物のブローチです。
「世界でひとつしかない、私だけの○○」が又ひとつ増えました。

ワークショップは、結城さんのおっとり雰囲気に包まれて
終わったあとにはみんな口々に「あ〜楽しかった〜!!」と笑顔に。
物作りに集中するのってすごく気持ちが良いもんだなと再確認できた、
とても充実した楽しい時間を過ごせました。

(ナガタ)


秋 あそび

2016.12.03
(その他)

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正倉院展が終わり休みが取れた月曜日、柚子を求めてドライブをします。
もう10年にもなる年中行事です。

紅葉も美しい山辺の道や飛鳥は 花も団子も楽しませてくれます。
100円玉を沢山持って、道端の直売を巡ります。

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今年は、渋柿と、カリンと、レモンも買うことができて、
久しぶりに干し柿を吊るしました。

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香りの良いカリンはカリン酒と、カリンハチミツを作りました。
旅の思い出にと、買い求めてきた秘蔵のハチミツが数本残ってました。
大事すぎてなかなか使えなかったけど、思いっきり全部使って作りました。

きっと美味しいジュースになって、喉を潤してくれるでしょう。

さて主役は柚子です。
何も捨てるところのない柚子は、

1 皮は 柚子からし
2 袋と、白い皮はジャム
3 汁は軽く絞って冷凍
4 種は焼酎につけて化粧水

一日がかりで仕上げる楽しみです。

鍋の季節に欠かせない、私の柚子からしは、
塩が馴染んでからいただきます。
黄色く色づいた柚子の皮をすって、塩、赤唐辛子の粉末、
昆布パウダーを混ぜ合わせるだけなのですが、
これがとても美味しい。

黄色い色と、赤い唐辛子が綺麗な薬味に仕上がります。
一年前の物がなくなる頃に、柚子の季節が訪れてくれます。
おでん、お鍋 、うどん.——– ほんの少し添えるだけで 美味しさUP。

娘たちにもこれは伝授しておきたい。

晩秋の恵みいっぱいの、楽しい、美味しい、しあわせな一日です。
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(ムラカミ)


わたしのカールさん

2016.11.24
(その他)

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お店のディスプレイもクリスマスのよそおいになり、
近く年末を迎える今日このごろ。
ふと、わが家のカールさんにも季節感を。
と思い立ちました。

社会人になってからの付き合いで、
かれこれ7、8年の連れ合いカールさん。
たまに葉を落とすことはあれど、いつもくるくる癒し系。
二度の引越もなんのその。
環境の変化にも負けません。
生き生きと躍動的な葉は
どことなく弾んだ気持ちにしてくれて、
話しかけながら愛でると新芽が出てる。
対話型なんですね。

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わが家にはこんなクリスマスツリー。
今年は二人のサンタさんも仲間入りです。

今度は挿し木にトライして、
春にはカールJr.の姿をおがみたいな。
(ナカムラ)


拝啓、月がきれいですね

2016.11.17
(その他)

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夏の終わり頃、1通の手紙が届きました。

差出人は、私の学生時代の書道の先生で、
大人になってからは年の離れた友人のように
長年仲良くしてくださっている方。
私の引越しで家が離れてから、ときおり手紙を送りあっていました。

ひさしぶりのお便りには、先生の近況とともに
こちらを気遣ってくださる言葉があり、
私もすぐに返事を書きました。
そこから、文通が再開。
すっかり筆不精になってしまった私と、
相変わらず筆まめでお返事の早い先生と。
それぞれのペースで、時にはメールも交えながら、
やりとりは続いています。

手紙を送るときにあるのは、ただ、相手と、自分の時間。
根がのんびり屋の私には、それが心からホッとできるのです。

どんな言葉を、綴ろうか。
いただいた手紙を読み返しながら相手に思いを馳せていると
自然と気持ちが和らぎます。

今晩、また、手紙を書こうと思います。
おいしい珈琲を淹れて。
書き出しは、そうだな・・・

"拝啓、月がきれいですね"

(タニグチ)