風の便り/ストーリー

風の便り
[ ストーリー ]
2017.10.13

スピードを変えると見えてくるもの


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突然ですが、みなさんは電動自転車に乗ったことがありますか?

私は今まで自転車そのものにあんまり乗っていなくて、
移動といえばほとんど車でした。
でも2ヶ月ほど前、母親が自転車を買い替えるタイミングで、
初めて電動自転車が風の栖にやってきたのです。

その自転車をうっかり借りたのが始まりだったのですが・・

初めて乗ったときのことは忘れられません。
ちょっとこいだだけで、最初はこわいと思うほど体ごとグイッと進む感覚!
少々の坂もスイスイ進む快適さ。

「奈良には坂が・・ない!」
とは、先日うちで電動自転車デビューをされたフォトグラファーの角田明子さんの名言ですが、
まさにその通り。
このあたりの移動は、小回りがきく自転車が快適、
なんで今まで乗ってなかったんだーーというほど
自分の中だけで大きく開眼、してしまったのです。

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その乗り心地に感激したのは、私だけではありませんでした。
乗り物に目のない4歳男児も、当然はまる。

これを機に・・・

私も電動自転車を手に入れました!
これで保育園の送り迎えをしてみることにしたのです。
毎日自転車に乗るのは、実に中学生以来。

でも、保育園は長〜い坂の上。
朝は朝日の方向で、帰りは夕陽の方向。眩しい。
季節は夏。
 
最初は「くじけるかも」と弱気だったのが、
数日のうちに慣れとは怖いもので、「いけるかも」に変わり、
いつしかすずやかな風の季節に。

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朝は時間ギリギリに必死に坂をあがるので余裕ゼロですが、
帰りに息子とふたり、スーーッと坂をくだるのが
今では幸せな時間になりました。
ときには美しい夕焼けを見ながら、ときには月を見ながら。
こんなふうに毎日空を見られるようになったのは、思わぬ副産物でした。
車ばかりだと気づかなかった景色に、自転車だと気づくのが面白いです。

 
きっともうすぐ彼は彼で、自分の自転車に乗るようになるのでしょう。
でもそれまでの間、一台の自転車で一緒に移動できるこの時間を味わおうと思っています。

 

もし、電動自転車に乗ろうか悩んでいらっしゃる方がいたら、
めっちゃいいですよ! ぜひ一度お試しください!
と個人的に強くおすすめしたい今日このごろです。
 

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(ミヤガワ)


[ ストーリー ]
2017.10.06

ちょっと先のおはなし


風の栖では、春と秋の年に二度ほどお洋服のイメージ撮影をしています。
奈良のちいさなお店から発信している風の栖のお洋服。

奈良でデザインし、オリジナルのものを作っているからこそ
撮影する場所もいつも奈良のどこかで・・・と思っています。
自然あふれる奈良の森の中や平原で、 「ちょっとお邪魔します」
と言いながら、時には鹿さんもご一緒に・・・。
撮影するたびに、奈良の いいところ を見つけられ、気づかされるので
いつも、ワクワクしてやっています。

今回は、昭和レトロな雰囲気漂うレンガ造りの建物をロケ地に、
来年春のお洋服の撮影をしてきました〜。

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今回も撮影してくださったカメラマンの角田明子さんのフィルターを通すと、
別の世界が生まれ、切りとられます。
おなじ時におなじ光景を見ているはずなのに、まったく違う。
きれいでやわらかな 光の色 を感じる、そんな画になります。

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今回撮影したイメージは、来年の春頃ホームページなどで発表予定です。
ちょっと先のおはなしですが、記憶の片隅に寄せ、しばしお待ちくださいね。
ぜひお楽しみに。

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<ナカムラ>


[ ストーリー ]
2017.09.28

真っさらな景色


夜のいちばん長い日に生まれた息子さん。
つかまり立ちを覚え、窓の外を見上げる毎日です。
 
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風に揺れる木々を見ては、きゃっきゃと笑い
山鳩がほうほうと鳴けば、不思議そうに空を眺めています。
 
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いろんな緑があるね。
葉っぱさん、ゆらゆら。
とりさん、ほうほう鳴いているね。
 
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言葉にしてしまうのがもったいないくらいの、真っさらな景色です。
あなたにはどんな世界が見えているのかな。
 
とりあえず、あぶ、あぶと話しかけてみましたが、
あなた、なにをいっているの?
という顔をされてしまいました。
 
 
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(テライ)


[ ストーリー ]
2017.09.20

ひと手間かけたくなる、素敵なお皿


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最近お気に入りの、MIA’S BREADさんのよもぎくるみベーグルと
美味しいコーヒーを淹れて、ゆっくり朝ごはんを食べたくなります。

 

 

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いつものサラダに、季節の果物を加えてみたくなります。
今日は、かわいい無花果(イチジク)サラダ。

 

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切るときにワクワクするくらいナッツをたっぷり入れた
パウンドケーキを焼きたくなります。

 

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ひと手間かけて一品作りたくなります。
生姜とネギたっぷりの味噌肉だんごの出来上がり。

 

 

ただいま風の栖の庭小屋では、「岳中爽果 陶器展」開催中です。

 

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(ナガタ)


[ ストーリー ]
2017.09.15

休みの朝


何もない休みの日の朝は
いつもよりじっくり寝て
ゆっくり起きるのだけど
この日はふとんから飛び起きた。

 
遠足の前日の子供みたいに
昨日の夜からそわそわして
あまり寝れないまま
早起きをして出発

 
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朝一のお寺へ参拝

 
雨の中少し濡れるけど
雨でひかる石畳がきれい
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雨がちょっとやんで
周りを見渡すとうすくもやがかっていて
とても幻想的な景色が広がっていた。

 
もう何年も前に行ったきりのお寺で、
観光地だから、近くにあってもなかなか
訪れなかったのだけど
朝一にくると全然違う表情を見せてくれた。
Processed with VSCO with c1 preset

 
同じ場所でも
天気や時間、誰と行くか で
こんなにも感じ方が変わってくるんだなぁ

 
そんなことを感じながら
喫茶店のモーニングを食べて
この日の私の「朝活」は
おしまい。

 
さ、次の朝活はどこへ向かおうかな

 

 
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〈サカモト〉


[ ストーリー ]
2017.09.06

今日から詩人になる!


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日常のそれは、
気がついたりしているはず。
実はなにか思っているはず。
でも、素知らぬ顔をして
過ごしています。

 

こころの中のもの吐き出したい。
外側に見えることを伝えたい。
爆発したい。

 

でも今は何もないから
紙とペンでとりあえず
書いてみようと思います。

 

今日、詩人になる!(なれるんか?)

 

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(ミヤガワ ア)

 

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9/2(土)高橋久美子 詩作ワークショップ「みんな今日から詩人になれる」が開催されました。
只今、NAOT NARAでは、高橋久美子さんが作を担当された、
絵本『赤い金魚と赤いとうがらし』刊行記念 福田利之 原画展開催中です。

kazenosumika.com/blog/2017/7683


[ ストーリー ]
2017.08.31

ずっと奈良、これからも


 
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生まれも育ちも奈良
あ、生まれは大阪でした 笑
あ、でも何ヶ月だけで、もうずっと奈良
 
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そんな私はお客さまとお話する中で、
『旅行で来ました』
という方にお会いする度嬉しくなっています
 
喜びの中に、
なぜ日本の中で奈良を選んで来てくださったのだろう⁇
とさらに疑問が湧き、
ついついそのまま尋ねてしまいます
 
すると、
『この町並み、空気感、それがなんだか落ち着く』
『あと、お店も人も』
と、そんな嬉しい言葉を耳にすることも決して少なくはなく、
奈良人の私にとってそれはかなりの褒め言葉であり、
まるで自分を褒めてくれてるかのような気分にもなり
『ありがとうございます〜♪』
とお礼をお伝えすることも多々あります。 笑
 
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これは先日の夕暮れ時の一枚
 
夕日がとても美しく、
いつも歩いてるはずの場所も
その日によって全く違う表情に見えるから不思議です
 
そんな奈良というこの場所が好きで
いつも新鮮な気持ちでこの町並みを歩いて
時には海外からの観光客に混じって
カメラを構えることもしばしば 笑
 
これから秋のシーズンに向けて
奈良の町並みは
もっと素敵な景色を見せてくれます
 
ただただ歩いてるだけでも心地が良いのです
まだまだ奈良の魅力に私も迫っていきたいと思います
お客さまからも聞かせていただけると嬉しいです
 
この秋ぜひ奈良に
遊びにいらしてくださいね
 
 
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(イワサキ)


[ ストーリー ]
2017.08.25

わたしの夏休み


わたしの夏休み。お墓参りに、お祭り、キャンプ、BBQに花火。
夏の醍醐味 たっぷりとゆっくりと、満喫することができました。

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◯がつ△にち 晴☀︎

お墓参りで訪れた京都丹後の田舎道。
お地蔵さんにかけたお水も一瞬で乾いてしまう。
だけれども、道を行くのは虫ばかり。続く林道はなんだか涼しい。

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◯がつ△にち 晴☀︎ときどき雨☂

ふっと足を運んだお祭り。
はじめは思いの外いる たくさんの人におののいて遠巻きに見ていた。
だんだんと体がうずうず。

雷雨のあとのお祭りは、少しだけ涼しく
浴衣姿の女性たちは、うちわを持って盆踊り。

屋台の匂いに引き寄せられるまま列に並ぶ。
キッズたちをかき分けながら、スーパーボールすくいにまじる 大人。大人って大きい。
長蛇の列 一番人気は、かき氷でした。
お祭り独特の熱気は、暑いはずなんだけどなんだか心地いい。

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◯がつ△にち 晴☀︎ キャンプ日和◎

キャンプといえばBBQ。カレーにアヒージョ。
ヘタしたらナンにピザ、流しそうめんにバームクーヘンとか言いかねない。
油断のならない私たちの食欲。
たくさんなくても、お空の下で食べる それだけでお腹もふくらむもんですな。

それでも外が暗くなるのが早くなった。
少しだけ、不安になる。暗い ということの不便さ。
あかり があることが当たり前の生活になってしまっていた。

暗くなったら寝るんです。

いえいえ、まだまだ。夜はこれから。
ガス灯をつけて、私たちの夜更かしはつづく・・・。

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イモリも遊びに来てくれました。
歩けばカブトムシにも出会える。
誰から、と言わずとも花火が始まった。

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これをやらずに夏は終われない。
今年の夏も、満喫したなぁ。
これにひとつ、海! が加われば より最高の夏である。

みなさま 夏は、いかがお過ごしでしたでしょうか。
全制覇した方もいるのでは ?!

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<ナカムラ>


[ ストーリー ]
2017.08.16

敗戦の日 8月15日


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今、この文書を読む人の中に、戦争を体験した何人がいるだろうか?
全くいないとも言える。

 
私も戦後生まれであり、友人も、子どもの頃に満州からの引き揚げの記憶が
かすかに残っているだけと聞いている。

 
この70年がとても短く感じるのは、目まぐるしいほどの経済成長の流れに乗って、
過去を振り返る余裕さえなくしていたのかもしれない。

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94歳になる私の父は、学徒出陣で徴集され、
空軍の暗号解読に従事していたと聞いています。
終戦が伸びていたら、特攻隊に入る運命でした。

 
そんな父のお尻には、5センチぐらいの銃弾を取り出した跡が残ってました。
消毒液も、痛み止めも無いので、火で焼いたナイフのみで取り出したそうです。
木を口に噛み締め、歯を食いしばって、「痛いか?」って聞かれたら「痛くありません!」と
大声で言いながら耐えた。なんて笑いながら話してくれました。
配給のタバコと交換したお饅頭の美味しかった話など、
面白おかしい話だけは幼かった私達に時々聞かせてくれました。

 
戦争の生々しい話は一度だけ話してくれました、
それは、基地を爆撃された時、
B29の戦闘機を操縦していたのは女性だったこと。
爆音と共に吹き飛ばされ、後ろを振り向いたら
一緒に逃げていた仲間達の姿がなかったこと。
その時、日本が負けると確信したと言っていた。

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沢山の悲惨な体験をしてきたのでしょうが、
それ以上聞くことはできません。「もう話したくない。」と言って。
言葉に出せない程、苦しい体験だったのだといつ頃からか感じていました。

 
でも、母は忘れてはいけないからと、子供の頃から私たちに何度も、
戦争当時の話をしてくれていました。
大切な人を送る側の女性の視点で。
女学校時代の勤労奉仕。気丈な母は、体調崩した妹を、
交渉して背負って連れて帰ったといっていた。
でも、仲のよかった従姉妹は勤労奉仕をしていて体調崩しても帰ることができず、
戻された時には死を待つ状態だったと聞いてます。
叔母さんがいつまでも死んだ娘を離さず泣いていたことも忘れられないと。

 
大好きな兄の戦死。その時祖母は、戦死公報を受け取っても、
涙も見せず、毅然としていたそうです。
でも、自分の死の床で最後に叫んだのは戦死した息子の名前だったと聞いてます。
迎えに来てくれたのでしょうね。
待つ人たちの嘆き。

 
母が東京の下町で小学校の先生をしていた時代。
正しいと思って教えていたことが、
否定され、教科書を真っ黒に墨で塗りつぶした日。
理不尽と思いつつも、洗脳され受け入れていた悔しさ。

 
知らないままではいけない。
危険だ、恐怖だ、だから闘うなんて、言われるままでもいけない。
これだけ情報があるなら、回避できる方法も考えられるはず。
国を動かす人を選んでいるのも私達。

 
身内を誰が戦争に送りたいでしょうか?
NO と言いたい。

 
母から、受け継いだ、大きな想いです。
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世界では現実として今も戦争がある。
いつでも、犠牲になるのは、一般市民達。

 
これから世界が、どこへ向かうのかせめてこの敗戦の日にでも考えてなければ。
今日の笑顔が、これからも続くように、戦争の悲惨な記憶は、風化させてはいけない。
今あるのは、あの戦争で亡くなり、苦しんだ人たちの土台になりたっていることも
忘れてはいけない。

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今日8月15日 奈良は雨。
高円山の大文字焼きを遠くで見ながら亡き人を偲び、送ります。

 
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(ムラカミ)


[ ストーリー ]
2017.08.11

海とプールとお魚と


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今年の夏休みは、初めて石垣島とその周辺の島に行った。

空港に着いてレンターカーに乗って少し走り出したときから・・・

わ、わ、わ。

いい、この感じ。
大きな建物はなく、のどかな景色が続く。
さとうきび畑が左右に広がっている。
空気が南国。

今回はいろいろ動くより、ゆっくり海を楽しもうという計画。

・・・だったのだけど、結局は心の赴くまま、海、プール、海、プール・・。
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ゆっくりどころか、海を見たらテンションがあがる奈良県民の性で、
始終バチャバチャと水三昧な数日間になってしまった。

そんな中でも一番元気なのは4歳の息子で、大人がグッタリしても
「次、行こう!」と。
若いっていいのぉ。

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夜咲いて、翌朝には散ってしまうというサガリバナという花も初めて見た。
まだまだ不思議で知らないことがいっぱい。
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私はシュノーケリングを初めてやったのは30歳を過ぎてからだったけど、
4歳児、既に使いこなしているし。
「あー、いー、うー、で噛めるねんで」と自慢顔。
いろんなお魚を見られたね。

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夜も、美しい。
波の音に耳を傾ける。
これも奈良県民の夢。

ふと目をあげると、
満天の星。
天の川も見えている。
大きな北斗七星もすぐ見つかる。

 

さて、次の休みは、ニモの映画でも見てみようか。

 

staff02_miyagawa

(ミヤガワ ミ)


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