風の便り
2016.04.07 日々

ひなたの額の庭しごと

160407_hitai

風の栖の裏には 小さな、ちいさな草むらがあります。
山野草や、茶花が主ですが、あまり手を加えずに育ってくれる、
強い子たちです。

店の中に飾る季節の花はほとんどが庭の花で、
手折ったそのままで生けることが多いです。
曲がっていたり、虫食っていたり、自然の形は美しいです。

そして、命を頂いたその花を
できる限り最後の蕾まで咲かせようと努力する事。
それが、楽しい庭しごと。

今回は白い踊子草のお話。

菅笠をかぶり、輪になって踊っているような可愛い花で、
高さがあるので、鶴首の花瓶に飾ると、
「子供の頃よくあったね。何て名前?」と
お客様から聞かれることがあります。

いつの間にか、懐かしい花になってしまったようです。
強いはずなのに、道端で目にするのは外来種のヒメオドリコソウがほとんど。
雑草として刈られ、踏みつけられていた一輪に出会って、
すぐ我が家に避難させて7年。

この季節になると群生して咲いてくれます。
気をつけて見てみると、奈良市内でも、まだ咲いているところがありました。
きっとまだまだあるのかも。
どうぞ、守ってもらえますように。

紫蘇科なので、葉っぱは紫蘇の形そっくり。
若葉は食用になるらしいけど花が見たいので我慢します。

今は、風の栖の店に飾ってますよ。

(ムラカミ)


一覧へ戻る

カテゴリー