正倉院展が終わり休みが取れた月曜日、柚子を求めてドライブをします。
もう10年にもなる年中行事です。
紅葉も美しい山辺の道や飛鳥は 花も団子も楽しませてくれます。
100円玉を沢山持って、道端の直売を巡ります。
今年は、渋柿と、カリンと、レモンも買うことができて、
久しぶりに干し柿を吊るしました。
香りの良いカリンはカリン酒と、カリンハチミツを作りました。
旅の思い出にと、買い求めてきた秘蔵のハチミツが数本残ってました。
大事すぎてなかなか使えなかったけど、思いっきり全部使って作りました。
きっと美味しいジュースになって、喉を潤してくれるでしょう。
さて主役は柚子です。
何も捨てるところのない柚子は、
1 皮は 柚子からし
2 袋と、白い皮はジャム
3 汁は軽く絞って冷凍
4 種は焼酎につけて化粧水
一日がかりで仕上げる楽しみです。
鍋の季節に欠かせない、私の柚子からしは、
塩が馴染んでからいただきます。
黄色く色づいた柚子の皮をすって、塩、赤唐辛子の粉末、
昆布パウダーを混ぜ合わせるだけなのですが、
これがとても美味しい。
黄色い色と、赤い唐辛子が綺麗な薬味に仕上がります。
一年前の物がなくなる頃に、柚子の季節が訪れてくれます。
おでん、お鍋 、うどん.——– ほんの少し添えるだけで 美味しさUP。
娘たちにもこれは伝授しておきたい。
晩秋の恵みいっぱいの、楽しい、美味しい、しあわせな一日です。
(ムラカミ)