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冬のにおい

1
ある結婚式の招待状が届いた。
中にはハーブが入れられていて、あける前からかおりが漂っていた。

好きな冬のにおいがある。

冬の高い空の澄んだにおい
焼芋のにおい
ヒナタのにおい
灯油とマッチのにおい
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店内に広がるロウバイのかおり
お香のかおり
挽いた豆のかおり
帰り道のゆうげのにおい
2

目には見えない感覚でも、感情はわいてくる。
どんなかおりが待っていて、どんな2人の式になるのだろう。
招待状をあけるときのウキウキした気持ち。
記憶は五感とつながっている
3月の式にはそんなことも思い出されるのかもしれない。
楽しみに思いを馳せながら、
今日も日常のかおりをかんじてみよう。
(ナカムラ)