風の便り
2020.06.05 日々

朝の散歩

奈良の街には、大きな庭があります。
贅沢なこの庭には、池も、森もあって、鹿も飼われている。
 

 
そんな庭を自由に歩けるのです。

早朝、春日大社の「禰宜の道」を歩く。
聞こえるのは鳥の囀りと、私の足音だけ。

樹々の間から時々差し込む朝陽を楽しみながらにゆっくり歩く。
 

 
足元に白い花。
 

 
見上げると、咲いている。エゴノキ。

この季節が来たのですね。
白い丸い蕾は小さくて、高い枝に咲くのでつい見過ごしてしまう。
まだまだ枝で咲いていたいでしょうに、綺麗な姿ではらはら舞い降りてきた花。
そんな季節を感じるのも、早朝散歩の楽しみ。

今回は、朽ちて樹皮だけになり、全てが深い緑の苔に覆われてる樹。
美しい形で朽ちている。
森の精霊がそこにいるの? そう思える位、心惹かれる。
でも、一瞬、足がすくんでしまった。
暫く見つめていたら、「いいよ」って言われみたい。(勝手にそう思う)
そっと近ずく。

その樹は生きていたのです。

新しい命が宿って、新芽が周りの樹々に負けないくらい活き活きと伸びてました。
生きていたのです。
巡って巡って、巡って巡って、生きていたのです。

自然のサイクルに、驚きながら—-

 

 

春日の深い森。
また、どんな出会いがあるでしょうか?

そうそう、春日の園地で亀に出会いました。
 

 
子鹿がぴょんぴょん跳ねて逃げながら、それでも気になるのか遠目に見つめる姿にほっこり。

朝の空気も沢山吸いました。
誰もいない時にはマスクも外して、深呼吸。
 

 

staff03_murakami
(ムラカミ)


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