風の便り
2020.08.07 日々

川が好きだ。
しばしば友達と、あるいはひとりで、川に沿ってふらふら歩く。

川、それ自体はもちろん
河川敷や土手、近くの道路と家々
そこらに転がる石や、流れ着いた木々とよくわからないゴミが好き。
川を包みこむ環境も好きなのだ。

一級河川は良い。
この街を支えていますよ~、という意気込みが伝わってくる。
ありがとう!と心の中で言いながら背筋をのばして通りすぎる。
(もちろん二級河川だってがんばっている。ありがとう!)

ある早朝、実家の自分の部屋の窓を開けると、川の匂いがうっすらとした。
河川敷の近くに住んでいた。
近くとは言っても家から川の姿はみえないくらいの距離だけれど、匂いは。
生まれ変わりたての朝の街なら、その川の匂いも届く。そのくらいの距離。

そういや最近知ったことだけれど自分の名前の由来の一つに、アイヌ語で「いくつもの川」という意味の言葉からきた説があるらしい。
無意識の内に、自分と川との親近感を感じていたのかも、とププッと笑って川をみていた。
川はゆっくり流れていた。

 
(ナナオ)


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